ジーナ式子育てや、トレイシーのEASYって知ってますか?
私は知りませんでした。妊娠するまで。というか育児方法論なんてひとつも知りませんでした。
寝かしつけいらずの育児法
子供が生まれてからの生活は、とにかく眠れない!悲惨!地獄。そんな話ばかりを聞いていた私は、産後の生活に恐れを抱いており…そりゃそうです。まったく想像つかないんですから。
そんな時に友人から
「ジーナの本を読んで実践したら、寝かしつけなしでベッドにおいたら一人でねるようになったよー」という話を聞き。
なんだその魔法のような方法は!と早速
「カリスマナニーが教える赤ちゃんとお母さんの快眠講座(ジーナ)」
「赤ちゃんとママが安眠できる魔法の育児書(トレイシー)」
の2冊を読了。
どちらも乱暴にまとめると、授乳間隔やお昼寝の時間など、ある程度生活・習慣をパターン化し、決まった時間に一人で眠れるようになるといった内容。(めっちゃ乱暴)
ジーナとトレイシーの主張は共通する部分が多く、赤ちゃん主導ではなく大人がリズムをつけてあげ、授乳と睡眠を切り離すことが特徴。
ジーナはスケジュール決めてパターン化し、トレイシーはEASYのサイクルを繰り返すことでリズムを作っていく。
読んで、産まれたらこれだけは実践しようと決めたことが
19時就寝7時起床
入浴は決まった時間に
眠るときは暗くして、おくるみを使用、ベビーベッドで寝る(私たちと同室)
おっぱいで寝かせない(添い乳はしない)
の4つ。
めっちゃ寝る
生まれてきたムスメは、産後一日目、母児同室になったその日こそ泣いて寝なかったものの
次の日からとてもよく眠りました。
眠るならそれでいいじゃん。というわけにも行かず…
夜間も最低3時間ごとには起こして授乳してあげてね。と言われていたのに、消灯して気が付くと朝。
授乳しようとしても、足の裏をこすろうがちょっと口を動かしてすやすや。
どうやら黄疸の影響で眠くなっている様子で「起こしてたくさん飲ませてあげれば、黄疸もすぐになくなるよ」
と聞いた私は、とにかく「おっぱい飲まさなくちゃ」とおっぱいの事しか考えられないおっぱい脳に。
だいたいちゃんと飲めているのかも、わからない。
絞れば母乳はちょっとでるけど、スケールで直母量を測ってみると、大体が±ゼロか時にマイナス。
特に完全母乳にこだわりはなく、混合の方がみんなで育てられるしいいなくらいに考えていたのですが、全く母乳がでないのは別の話。
頭では大きくなればミルクでもいいじゃないと思っているつもりでも、実際は四六時中おっぱいの事ばかり考えるように。
そして退院予定日にムスメの黄疸は基準値を超えて光線療法を受けることに。
ちゃんと飲ませてあげたれなかったからかもしれない…母乳に不安を抱えたまま私だけ先に退院したのでした。
授乳間隔?そんなのなし。母乳足りてるのかな。
2日遅れてムスメも退院し、新生活が始まりました。
授乳間隔・・・・そんなものはありませんでした。少し吸ったら寝るし、すぐ起きる。
日中は吸って吸って吸って、足りないのかなあとミルクを足し、2時間ほど寝て吸って吸って。
不思議と夜間は2回くらい起きるか起きないかで、最初からよく眠ってくれたのですが、日中はほぼ授乳。
ESESESEASY状態。
母乳が足りてないのか、満腹中枢ができてないから過飲なのか。ミルク飲んだら少しまとまって寝るからやっぱり母乳が足りないんだ、、、と日々不安。
母乳を出すためにはとにかく「頻回授乳を」という情報が巷に溢れていて、授乳間隔をあけるなーんてこととは全く逆行で両立不可能。
冷静に考えれば尿量が十分出ているので、十分出ていたのでしょうが、おっぱい脳はそんな冷静な判断はできません。
スケールは性格的に気にしすぎるといけないと思い、レンタルしなかったのですが、どうせ気になるんだから借りておけばよかった。
赤ちゃん抱っこして家の体重計乗ってみたものの、夫実家の体重計は200g単位で、一見全く増加が見えない日々が続きます。
気持ちは母乳が不足しているのではないかの1点に偏り、ジーナやEASYどころではないです。
おくるみは活きの良い魚のように暴れる
ジーナは入眠時のおくるみを推奨しています。
最初はおくるみでくるんだものの暴れてほどけてしまう為、スワドルミーを購入。
しかりやはり釣れたカツオのようにびちびち跳ねるため、全ぐるみをやめて足だけくるんだり。
しかしやはり・・・という事で早々にスワドルミーはメルカリへ。
何もない方がよく眠りました。
今はスリーパーを使っています。寒いのかおとなしくくるまっています。
2時間起きていることもあるけど…
お腹いっぱいになるとすぐに寝るけども、たまに起きていることもある。4時間でも・・・
寝ているときは起こしておこうと努力し、起きているときは眠らせようと頑張り・・・
私は一体何をしているのか。
友人の訪問などうれしい時間もどこかに「リズムが崩れる」と思ってしまう部分があり。
夫にイライラしてしまったり・・・
やめた!
もうムスメの赴くままに過ごそう。
おっぱいも授乳間隔とか気にしないで思う存分に飲ませてあげよう!
そう決めてからは心がすーっとらくに。
「後で」大変にならないように、頑張ってみようと思ったけど、EASYにならない事以外で困ったことなんて現状ない。
夜は寝てくれるので、your timeも十分に確保できていたのです。
ということで、産後1ヵ月で早々にジーナ、EASYともに断念した私です。
諦めるの早いっ。
ムスメが穏やかでよく眠る性格じゃなければもっと切羽詰まっていたかも。
そのころちょうどそういう時期だったんでしょうけど、母乳も十分でている感覚がわかるようになり、1か月健診では問題なく体重も増加していました。
そんな我が家の寝かしつけと現状は
18時に風呂に入って、絵本読んで、暗い中授乳してウトウト・・・ベッドに置く。
完全に授乳と睡眠、くっついてます。癒着です。
私が寝る前に一度起こして授乳しますが、それで大体朝までぐっすり。
朝は一人で起きて機嫌よく起きるのを待っています。何者なんだろうとよく思います。
お昼寝はあまりしませんが、機嫌よく遊んでいるからまあいいか。
いつか困る日が来るのかもしれないけど、その時はその時で。
全くもってジーナもトレイシーも実践できてないけど、19時就寝の7時起床のパターンになっているのは
心のどこかにジーナとトレイシーがいたからかも・・・?
知識として知っていて損はなかったと思います。

ぶれない事が大切
どんな方法であれ、「これ」と自分が一番迷いなく、ぶれずにいられることが大切だと思います。
自分がストレスを感じずに、笑顔で過ごせることが重要。
赤ちゃんも家族もそれがいちばん。
それにしても、私は結局ディマンドフィーディングを選択しましたが、もっとジーナやトレイシーに沿ったアドバイスも受けられる選択肢があるといいなあー
なんて思うのでした。
母乳で葛藤した初期に、一人で悶々とせず母乳外来などで相談したらまた違ったかもしれないですね。